【ACOH-S 通信 NO.139】「きっかけ」と「継続」(次郎さん)
去年の8月、妻に誘われて台湾ツアーに参加しました。その後、気が付いたらアコーズに入会していました。あっという間の1年だったような、まだ1年だけだったかなと錯覚を覚えたりもします。アコーズは家族のような暖かみを感じられるところだからこそですね。
気軽に旅行気分で参加した台湾ツアーですが、こう見えても根は人見知りで妻以外知らない人との集団旅行には抵抗感があったのですが、最初のランチにて一気に緊張感がほぐれました。明子先生はじめ、旦那様、諸先輩方に暖かく迎えて頂き、その後もBBQなど最初から知り合いのように和気藹々と過ごすことができました。
ジャッキー・チェーンの映画を観るくらいで、さほど太極拳や功夫に興味のなかった私ですが、陳老師のお宅で台湾のお弟子さんとアコーズの皆様の交流演武会を見学させて頂いた時、少しだけ気落ちが動き、自分もやってみたいけど自分には無理だな、やめておこうと思いました。なぜなら、私は小さい頃からダンスなど決まった動きをするのが苦手で周りとずれていることが多くとても恥ずかしい思いばかりしてきた記憶しかないからです。
高原の清々しい朝、アコーズの皆さんは体操のようなものを始めました。直観的にこれはチャンスだ、これは逃してはならぬ、これならできるかなと思い参加させて頂きました。自己整体一気功とリーホーショーです。動きはゆっくりといえ、やはり同じ動きをできるはずもないわけですが、それよりも何よりも自然の力とあいまってか、全員の気が一つになったようで、とても気持ち良かったのが今でも忘れられないです。
元々走り回るスポーツが好きでバスケ、ラグビー、大人になってからは一時期トレランにハマっていて、とあるジムで出会った人からは下りが異常に速いと言われていました。自分でも、伊勢原大山の男坂のゴツゴツした石段や岩のかいまをぬって猛スピードで駆け降りることができ、ちょっとセンスあるかもと勝手に思っていた時期もありました。
アコーズの太極拳はゆっくりです。私がやってきたスポーツとは真逆です。激しく動いていないのに気持ちよく汗をかけます。全身を使ってゆっくり動きバランスをとる、軸・重心を考えながら動くのはとても難しいものです。私にとって力を抜くというのが一番難しいです。今まで、いかに無駄に筋肉を使っていたのか思い知らされました。おそらく頭で考えるものではなく自然に体が動かすことで気がたまるのだと思います。
まだ始めて間もない私ですが、なんとなく型ができているなと思うことがあります。その時は気って本当にあるのだと実感します。
先日の辻堂公民館では全員の気が共鳴したようななんとも言えない気持ちの良いものでした。気を練るために編み出された先人達の教えに感謝・感動しています。一つ一つの動きに意味があるからこそ、頭で考えなくて体が自然に動くようになるのだと思います。
最後に、明子先生が「ひよっこ」なら、「たまご」ですらない私がいうのもおこがましいですが、武術のみならず何事も他人との比較ではなく自分自身に向き合う事が大切なのだと思います。
また、最初から長く続けるとぞと意気込まないのも長く続けるコツかもしれません。(私もできていないのでこの通信を執筆する機会を頂きありがとうございます。)
次郎さんへの感想
「あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる」
これは相田みつをさんの詩の一節です。
次郎さんと聞くと、この言葉が自然と浮かんできます。
昨年8月末の台湾ツアーで初めてお会いした時、
まるでずっと仲間だったかのようにアコーズに馴染んでおられました。
さすが千秋さんの旦那さま!
その魅力に、私もしっかり納得したのを覚えています。
ツアーの少し後からアコーズで練習されるようになり、もう一年以上。
清境農場の高原で、初めて自己整体一気功を体験していただいたときは
「ちょっと動くの大変そう…?」と思ったのですが(笑)
その体験がきっかけで「気持ち良かったから」と入会してくださったのですよね。
嬉しいご縁でした。
今では自己整体一気功もすっかり上達!
あの台湾での動きとは、全く別人の様です。
太極拳は…まだ肩に力が入ってしまう時がありますが(笑)
正しい形ができた時に、「氣」を感じられる感性が素晴らしいです!
そして毎回とても楽しそうに、週2回、千秋さんと仲良く参加してくださりありがとうございます。
アコーズでは、カップルで通ってくださる方たちがすでに5組。
大切なパートナーに「元気でいてほしい」という思いから誘われた方ばかりです。
(ちなみに、私もその一人…というか、うちは夫の方から希望してきましたが。笑)
次郎さんと千秋さんは、互いを尊敬し合い、
お互いの時間も大切にしていらっしゃる。
いつも仲良しで、見ている私たちまで温かな気持ちになります。
世界平和は、まず家庭から。
なんちゃって!(でも本音です♡)
世界を飛び回るお仕事で、
最初は「スパイ活動ですか?」なんて冗談を言ったこともありましたが(笑)
見た目に似合わず(?)ちゃんとサラリーマンで、
しかも千秋さんとテキサスに7年も駐在されていたんですよね。
次郎さんが書いていらっしゃる人見知り?信じられません。
世界のどこに行っても、すんなりと人の懐に入っていける方だと、ずっと思っていました!
これからも、そのユニークなキャラクターで、アコーズを明るく引っ張っていってくださいね。
宜しくお願いします。