【ACOH-S 通信 NO.115】近藤正彦さんの10年を振り返って!
2023年最後の通信を近藤さんに書いて(インタビュー形式)いただく予定でした。
皆様もご存じの通り、いつもお元気な近藤さんが教室でのアクシデントにより、現在入院されています。ただ、さすが近藤さん、ただでは起きない!若い看護師さんに手を引かれ、嬉しさのあまり歩けるまでの回復。復帰も近いと思います。
途中までは原稿のための聞き取りをしていたので、新しく入会された方のためにちょっと書いておこうと思います。(長くいらっしゃる方は、耳にタコですね。)笑
10年前は、辻堂西口のバレエスタジオ(バロネス)で教室を開催していました。
私たちが練習している時に、突然入って来られた初老の紳士。入口に貼ってあったスケジュール表を熱心に見られていたので、私が、「どうぞ、一緒にやりませんか?」とお声をかけたのがきっかけでした。その時はお孫さんにバレエを習わせたくて見に来られたそうです。それが近藤さんとの初めての出会いでしたが、私に声をかけられ、嬉しそうに(美人に弱い)笑 引き寄せられ、
「そうですか~裸足ですが~」「裸足で全然大丈夫ですよ~」と私。
そのきっかけから10年。
出会いとは不思議ですね。
入会されたころは肩に力が入っていて、いつも肩が上がっていました。(今も時々演歌調片側の肩上がりはある。)
当時台湾から日本に指導に来られた陳老師には、両肩をバンバンと上から叩かれていましたが、今は両方の肩が上がることはなくなりました。
近藤さんのキャラクターは、私と同じB型のせいか、いつも陽気で、ユーモアと笑顔がトレードマーク。会社を長く経営されていらっしゃったそうですが、歳を重ねた方にありがちな上から目線なところは全くなくて、ほんとうにいつも面白く優しいい方で、みんなが大好きになります。そして皆んなの未来の目標でもあります。
この10年の間、コロナの前には4回ほど台湾の研修旅行にも参加され、陳老師に得意の陶芸で、柔田門の口伝を花瓶に入れた素晴らしい作品を贈呈されたりもしました。
10年の間には、アコーズにもたまに問題も起きましたが、そのたびに、近藤さんには相談させていただいたり、アドバイスもいただいて助けていただきました。
今回の84歳のお誕生日を忘年会の時にお祝いさせていただく予定でしたが、今年は本人不在で本当に残念です。来週にでも、皆さんからの支援で作った「近藤さん10年の軌跡」というアルバムとメッセージの詰まった色紙を病院に届けに行く予定です。
本当に10年間ありがとうございました。そしてまたこれからもどうぞ末永くよろしくお願いいたします。
秋葉明子