【ACOH-S 通信 NO.107】自分の心と体をいたわること(陽子さん)

カテゴリーACHO-S通信体験者の声
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ACOH-Sに入ったきっかけは、娘の姿勢と肩こりが良くなればと思ったことでしたが、入ってみたら娘はもちろん自分の姿勢や肩こり、体形(O脚)が良くなり、この武術はすごいものだなと感動し、気づいたら7年以上続けていました。
先生や、その頃いらした先輩方が皆さん若々しくてスタイルが良かったので、何かを長く続けることってすごいなと思ったこともモチベーションになりました。そして続けているうちに、自分の体のどこが悪いのかが分かってきて、体を整えることで自分の心に意識が向くようになっていきました。
私は、美術大学卒業後も少しずつですが制作を続けております。自分の中にずっとある「形の記憶」を「形」として産み出したいと思い、ずっと取り組んできました。自分の中の事なので参考にする人もなく、その道半ばで心が彷徨っていたときに、心を安定させ拠り所を作ってくれたのが、ACOH-Sの気功と太極拳でした。
毎週土曜日に練習に参加して先生の仰る通りにただ体を動かすうちに、いつでも戻ってこられる自分の心の居場所ができたのです。しかもたたみ一畳分の面積ほどでできるのです。(太極拳の場合は、行きつ戻りつしながらですが 笑)これは私にとって奇跡のような出来事でした。
 
太極拳を長く続けた事による変化について書きたいと思います。
私は冷え性でしたので、最初のうちは太極拳1が終わる頃にやっと体がポカポカしてくるという感じでした。そのうち太極拳2、3、と覚えてきて家で1~3までやって、3のあとで1をもう一度やると、最初の1と違う感じがするのです。(かなり時間に余裕のある時しかできませんが)
そして段々と、太極拳の1の最初を少しやっただけで体がポカポカしてくるようになったり、実際にやらなくても想像しただけで何だか温まってきたりする事もたまにあるのです。
ハリーポッターの魔法の世界は物語の中ですが、これ(太極拳)は、本物の魔法だなぁと思っています。もし、もっと上手く使えるようになったら、先生が時々仰る「新しい扉が開く」体験ができるのかなと思い、できる限り続けてそれを味わってみたいなと思います。
 
また、秋葉先生は良いと思われた健康法を今までに色々と教えて下さいました。それらを試してみると本当に体が変わっていき、今でも続けているものがいくつもあります。
それらの健康法と、ACOH-Sの気功・太極拳の間に共通すると思うのは「まず自分の心と体をいたわること」です。これは大切だけれども、忘れがちでとても難しいことのようです。
「自分」というのは今までの人生で考えたことや家族や社会との関わりで創られ、その過程には楽しい事だけでなく疲れたり傷つく事もありますが、主に後者のことが体に残ってしまっていて、それを緩めて癒していくことが強くなるにはまず必要なのかなと思うようになりました。
その事に気づかせて下さった秋葉先生は、私にとって人生の恩人です。
 
ACOH-Sに来ると心がリセットされて、練習のあとは体と心がすっきりして、またいつもの生活に戻ることができます。今後何かの理由で練習に来られなくなることも、絶対にないとは言えませんが、できる限りこの教室でずっと、この素敵な気功と太極拳を皆様と一緒に練習して行きたいと思っております。

陽子さんへの感想

律儀で真剣なアーティスト!とは、陽子さんのことです。
2015年に当時小4だった恵美ちゃんと入会されて、今や恵美ちゃんは高校2年生、ステキなお嬢さんに成長されました。
小5の秋に台湾ツアーにも参加されて、陳老師に対練をしていただいた写真もあります。
この7年半の間に、陽子さんは事あるごとにわたしに感謝の気持ちを伝えてくれました。こう言うところが、とても律儀な方だと思います。また、本人も書いていらっしゃいますが、わたしが紹介した健康法をいまだに続けて下さっていることに、驚きまた感心しています。
地道に続けていくことは、本当に稀にしかできません。陽子さんならではの粘り強さと信念あってのこと。
また太極拳愛は誰よりも強く、恵美ちゃんと研究されているみたいで、時々個人LINEで来る質問は、かなり高度なレベルの質問があります。
それだけ深く意識を持って練習されているのだと思います。
わたしがお伝えしている太極拳は、型だけで無く、型から型への移動も全て決まった軌道を通ります。まるで、宇宙の無数の星が軌道で動き、宇宙のバランスが保たれているかの様に。正しく動く事により、身体の気道(気の通り路)も整うのだと言う事を陽子さんは理解されているのだと思います。
正直に言わせていただくと、陽子さんは入会された七年前のお顔と、今のお顔を比べたら、今の方が断然美しく、また柔和な表情になられました。きっと、ご自分の身体とココロをいたわり、愛することができるようになられたからだと思います。
カラダとココロのもつれがほどけて、埋もれていた何かが見えて来た!そんな感じがします。
それを芸術で表現されるのを楽しみにしています。
長く何かを続けられると言うことの幸せ。その間には環境や家族の変化、様々な障壁があると思います。
ただ、それが好きであることがやはり一番のモチベーションであり、続けていることで、また周りにもその幸せ感を分けてあげることができます。そしてまた家族も認めてくれる様になっていき、その生き方自体が子供にも伝わっているのでは無いかなと思います。これはわたし自身のことでもありますが。
陽子さんの今後の太極拳、そして作品が楽しみです!

                                       湘之奇 秋葉明子